ジャロにいっじゃろ

投稿者: | 2011年10月23日

社説:自民新体制 政策に腰据える時だ

 本格復興予算となる11年度第3次補正予算案の政府による決定を控え自民党の出方が焦点となっている。同党はこれまで民主党との事前協議に慎重姿勢を示していたが、幹事長会談で公明も加えた3党協議の開始で合意する見通しだ。

 さきの役員人事で谷垣禎一総裁が固めた新布陣は、派閥均衡にきゅうきゅうとした印象を与えた。腰を据えた政策勝負こそ、政権奪還の近道だ。特に復興協議では、増税など財源問題の合意を急ぐことが最大野党の責任である。

 「やりにくい」。これが野田内閣の発足以来、自民党が置かれている状況ではないか

 菅内閣を退陣に追い込んだ結果誕生した野田佳彦首相は低姿勢で野党に対話を呼びかけ、協調路線を前面に出している。菅直人前首相の時は「原発解散」を誘発して一気に衆院選に持ち込む期待も自民党内にはあった。だが首相が交代した今、谷垣氏が掲げる早期解散への戦略も実際は手詰まり状態と言えよう。

 そんな折に行われた党役員人事の陣容に正直、首をかしげてしまった。総務会長を町村派、政調会長を額賀派から起用するなど、人事を貫く基調は一昔前の自民党に逆戻りしたような派閥均衡と領袖(りょうしゅう)らへの配慮である。参院自民党では中曽根弘文参院議員会長が派閥勢力の攻勢にあい、参院幹事長人事が迷走するゴタゴタまで演じている。

 論客、石破茂氏が政調会長を去るなど全体として「発信力」も低下した印象だ。すでに力を失ったはずの派閥に配慮して挙党態勢を築き、それで野田内閣を衆院解散に追い込もうという発想ならば、ピントがずれているのではないか。

 民主党政権の運営が混乱する一方で、自民党による奪還を待望する世論がなかなか盛り上がらないことこそ、第一に直視すべき課題のはずだ。「やはり自民党の方がいい」と国民の信頼を回復したいのであれば政策、人材双方を磨くしかあるまい

 急を要する3次補正について編成段階から3党協議を進めることは現実的な手法である。谷垣氏は菅首相がやめさえすれば民主党への協力を柔軟に検討すると主張していたはずだ。党の存在感を発揮するため、むしろ進んで協議に参加し、政府原案の不備をただしてしかるべきだ。「協議はするが合意はしない」との対応を取るのであれば、無責任だ。

 税と社会保障の一体改革、衆参両院議員選挙の1票の格差是正など与野党が協調しないと解決できない課題は多い。「ねじれ国会」の下で自民党が政治の歯車を動かす一翼を担っていくことは決して、政権戦略と矛盾しないはずである

 今日は、この社説を基にして色々と考えてみようかと思います。国際政治も重用ですが、やはり何と言っても私達が最も高い関心を寄せるのが国内政治ですからね。

 そして、「全ての物事は繋がっている」という事さえ押さえておけば大きな流れを読み間違える事はないと思います。世界の動きが日本の動きを決めて、日本の動きも世界の動きを決めるのですから。

 最近のマスコミのTPP大合唱を見ていると、どうしても良さそうな雰囲気を感じる方も居られるでしょう。そこで、以前に書いた事をお復習いしてみようかと思います。

 今日は、ブログを読んで下さる方に”詐欺師”になって貰おうかと思います。気を悪くされないで下さいね。基本的には、欧州目線やアメリカ目線、中国目線と同じで詐欺師目線を知って貰いたいという事です。

 では、始めますね。あなた(詐欺師)は紙切れ(クズ債券など)を売るのがお仕事です。何とかお給料を稼ぐにはノルマを達成して無価値な紙切れを普通の(何も情報が無い)方に売らなければなりません。

 そこで、質問です。あなた(詐欺師)は「どのような格好(小道具)」で紙屑を売りに行きますか?

 ボロボロなスーツやジャージで、ポンコツ車に乗っては行きませんよね。ブランドのスーツに高級車に乗っていた方が信用が有りそうに見えますからね。

 続けて質問です。新聞・テレビ・ネット上などの顔の見えない言論空間では、あなた(詐欺師)の格好(小道具)は何になりますか?

 ブランドスーツや高級車の替わりとなるのが著名人の言葉であったり肩書きだったりしますよね。他には難解な言葉も小道具の一つですよね。一例を出してみます。

 グローバルな社会に於いては、ケインズを学んだ有名な学者の理論ではエントロピーの法則によりソリューションとしてカスタマイズされた物事の見方とパッケージを考える事によってイノベーションを考えなければ本質が見えてこない。

 よって、時代遅れなブロック経済でローカルなルールだけを守っている事が日本の将来の為になるとは考えられない。ミクロな視点ではなくマクロ経済で考えればバランスシートと照らし合わせてアセットインタラクティブな関係を今後も加速していく事が分かる。

 確かに既存のルールを存続させるのは黒船を拒否するのと同じで気持ち的には理解できるが、リスクアセスメントをして対処すれば十分にペイ出来るはずだ。

 つまり、TPPは閉鎖的な既得権益を壊す為にも参加すべきである

 このような事を延々と聞かされたなら、お客さん(騙す相手)も段々と「そうかな~、そうだよね~」と言ってくれるでしょう。

 あなた(詐欺師)が気を付けるべき事は次の点です。

1.具体的な事を言わない(相手に勝手にイメージさせる)

2.具体例を聞かれたら、他人の意見として述べる

3.反論には感情論やレッテル貼り、問いかけで対応する(相手に立証責任を押しつける)

 マスター出来ましたか?上の例題で考えてみましょう。

 

1.具体的な事を言わない(相手に勝手にイメージさせる)

 これは、難しい言葉を大量に使う事によって相手の思考力を麻痺させる事が目的です。

エントロピーの法則によりソリューションとしてカスタマイズされた物事の見方とパッケージを考える事によってイノベーションを考えなければ本質が見えてこない。

 この文章の意味が理解できますか?私には「何語を喋っているの?」という感想しか出てきません。

 ただ、「何だか格好良い言葉だから良いモノに違いないだろう」と何となくイメージしてしまいますよね。

 ネット上ならまだ、検索をすれば何とか意味が取れそうですが、直接の会話で言われたなら…お客さん(騙す相手)は途中で思考停止に陥ってくれるでしょう。

 そうなれば、あなた(詐欺師)の思い通りです。最後の結論(参加すべきである)だけを強調すれば完成です。

2.具体例を聞かれたら、他人の意見として述べる

 中には多少の知識の有るお客さん(騙す相手)も居るでしょう。途中で議論を辞めて帰る事も出来ない状況だって想定できます。

 そんな時には、”後で責任追及されないよう”気を付けなければなりません。決して自分の意見として発言してはなりません。

 例えば、次のような事をお客さん(騙す相手)に聞かれたと仮定しましょう。

 「病気になった時に、大丈夫なの?

 お客さん(騙す相手)の生活に直結する話題は極力避けなければなりませんよね。そして、なによりも真実が露見した時には「自分も知らなかった、被害者なんだ」と言える道を残さなければなりません。

 そんな時には、あなた(詐欺師)は次のように答えましょう。

 「外務省は対象外だと言っています

 これなら万が一、真実がお客さん(騙す相手)にバレても逃げ道は確保できます。

 ちなみに朝日新聞の記事では次のように出ています。

外務省、TPPの利点と懸念説明 民主の経済連携PTで

 外務省は17日、民主党の経済連携プロジェクトチームで、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉に日本が参加したときに考えられる利点や懸念を交渉分野ごとに明らかにした。

 

 利点として挙げているのは、米国や豪州などへの輸出品の関税が撤廃され、資源の安定調達の道も開けることだ。一方、その裏返しとして、これまで日本が結んできた経済連携協定(EPA)では「聖域」だった農林水産品の「関税撤廃が求められる」とした。

 公共事業や金融分野ではおもに新興国で、日本企業の活躍の場が広がる可能性がある。外国人専門家や単純労働者が「国内に大量に流入する事態は考えられない」と説明。一方、米韓の自由貿易協定(FTA)では、韓国の医薬品政策に米国が異議を申し立てられるようになっており、TPPでもこうした規定が置かれる可能性があるとした

http://www.asahi.com/business/update/1017/TKY201110170545.html

 

 誰が嘘を吐いているのでしょうね。記事には「外国人専門家や単純労働者が「国内に大量に流入する事態は考えられない」と説明」と出ています。確かに、この部分だけを強調するなら、あなた(詐欺師)は何も嘘を吐いていません。(「考えられない」と「対象外」は違うと言った文句は黙殺しましょう)

 しかし、次の部分を合わせて考えてみるとどうなるでしょう?

 「TPPでもこうした規定が置かれる可能性があるとした」この部分からは、「外務省が対象外だと言った」という詭弁は通用しないですよね。

 そんな時には、あなた(詐欺師)は次のように述べて下さい。

 「そもそも、異なる条約や協定を同一に語るのは間違っている

 これなら、後で批判が出ても大丈夫です。基本は都合が良いなら利用し、都合が悪ければ別だと言い張る事です。

http://www.npu.go.jp/policy/policy08/pdf/20111014/20111014_2.pdf

 こういった資料も有ります。最初に書かれている事が次の文言です。

 アジア太平洋地域における高い水準の自由化が目標

 非関税分野や新しい分野を含む包括的な協定

 さらに同じ資料の最後のページには次のような記述が有りました。

・いくつかの分野では、今後数週間の間に新たなテキストが提案される予定である。その中には、米国政府が提案する予定の労働に関するテキスト及び国営企業に関するテキストが含まれる。労働に関する交渉グループと競争に関する交渉グループがシカゴで有意義な議論を行ったことで、これらのテキストが提案された後のプロセスは円滑化されよう。

 これでは、健康保険制度が標的にされている事がお客さん(騙す相手)に知られてしまいます。

 都合の悪い資料は全て黙殺して「政府や日本の省庁を信用します」と魔法の言葉を言いましょう。

3.反論には感情論やレッテル貼り、問いかけで対応する(相手に立証責任を押しつける)

 最後に大切なテクニックとして身につけなければならない事は、”決して議論してはならない”という事です。

 例えば、ネットなどで知恵を付けたお客さん(騙す相手)が次のような事を述べたと仮定します。

 「交渉参加国のNZの事やアメリカの報道を知らないのですか

 あなた(詐欺師)は決して自分で資料を探してはなりません。面倒な立証責任は必ずお客さん(騙す相手)にさせましょう。

 こういった場合は次のような言葉が有効です。

 「あなたは差別主義者なのですか?例えば、賛成している報道を読みましたか?

 分かりますよね。お客さん(騙す相手)に対してレッテル貼りをして、話題を変え、そして立証責任をお客さん(騙す相手)に押しつけます。

 本来なら立証責任とは刑事事件の裁判等でも分かりますが、”存在(犯罪など)すると主張する側が証明”し、議論しなければなりません。

 TPPの場合では、賛成派が「こんなメリットが有る」と立証しなければならないのです。そして反対派は、立証(賛成)側の矛盾点を追求していくだけで良いのです。

 しかし所謂慰安婦問題や南京問題と同じように、あなた(詐欺師)は「無かった事を証明しろ」と叫んでいれば良いのです。

 議論のルールさえ無視した「悪魔の証明を求めるモノに正論は通用しない」のです。

 さ~これで、あなた(詐欺師)も立派な朝鮮人です。後は、自説(妄想)を声高に何度も叫べば良いだけです。

 どうですか?詐欺師目線が分かりましたか?何だかいつの間にか詐欺師から朝鮮人に格上げされてしまいましたが、彼らの遣り口が分かりましたよね。

 では、私達が詐欺師に対抗する為の武器は何なのでしょう?

 それは、特別な能力や才能ではありません。私達はもう持っています。何度も何度も書いてきましたよね。最強の武器は一般常識とインターネットです。

 疑問に思う事が有れば検索する。私のブログを活用するなら、左の”タグ”からTPPのエントリーを読むだけでも違います。お金も時間も必要有りません。(少し量が増えて居るので、読むのは多少時間が掛かりますが…)

 では、今日のお話に入ろうかと思います。TPPの問題はネット上では多くの方が自分で情報を探して自分の考えを表明しているようですが、政治状況に関してはまだまだ多くの方がマスコミの報道を鵜呑みにしているようです。

 今日、取り上げた社説などが典型的な例だろうと思われます。「腰を据えた政策勝負こそ、政権奪還の近道だ」と政策通を気取った事を述べる方も少なくありません。

http://www.jimin.jp/aboutus/

 先ずは、自民党の政策や活動を知らなければ始まりません。

 

東日本大震災対策法案

今進められている震災対策法案は、
ほとんどが自民党の提案を
ベースにしています。

6月20日に成立した「東日本大震災復興基本法」は自民党の提案・考え方がベースになっています。その他にも成立が見込まれる「津波対策の推進に関する法律」など、内閣提出の震災対策13法案のほとんどが自民党の提言に沿ったものばかりです。これは、菅内閣には災害対応の経験もなく政権を担う能力もないことを如実に表しています。


自民党はさらに、政府の対応が遅々として進まない分野で議員立法という独自の法案提出を準備しています。法律は国会(立法府)で自民党が政府の対応の遅れも含めカバーしています。今の震災対応の遅れは、成立した法案や予算を執行する政府(行政府)の問題なのです

http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/recapture/111900.html

 政策面で自民党を批判している方は何を見て、何を聞いているのでしょう?TPP等ではマスコミを批判しながら自民党に対する批判だけはマスコミと同調するというのは自分自身が軽蔑しているダブルスタンダードそのものです。

 「進んで協議に参加し、政府原案の不備をただしてしかるべきだ」という言葉も政策通を気取った方が、よく声高に叫んでいる事ですよね。

 「政府原案」を出せない民主党の替わりに野党である自民党が原案を作成しているという事実を先ずは知らなければなりません。

 次に政局として考えられるのは選挙のことですよね。あなたが野豚なら選挙で戦う時の旗印を何にしますか?

 原発に関しては空き缶程のインパクトが有りませんよね。財政健全化に関しても自民党との違いをアピールできそうに有りません。

 また、復興増税に関しては今回の”日韓スワップ協定”が知れ渡ってしまえば東北地方だけに限らず日本中から非難の嵐が巻き起こりそうです。

 なら、考えられる事としてはTPPを旗印にするしか無いという事になりそうです。

野田降ろしにならない?TPP慎重派に温度差

  民主党が21日、環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加の党内論議を11月2日までに終える方針を固めた背景には、「反対論者の多くは、党内を混乱させてまで、野田首相を追い詰めないのではないか」との読みが執行部内に出てきたことがある。

 一方、党執行部の見方は異なる。執行部の一人は「TPPに命がけで反対するような議員は、そう多くはない」と見る

 実際、反対署名に名を連ねたある民主党参院議員は、読売新聞に対し、「野田首相が最後に交渉参加を決断すれば、従う」と語った。別の中堅衆院議員は「署名した覚えはない」と述べた。山田氏らは今年初めから署名を集めているため、反対派の中にも、現状では「温度差」があるわけだ。

 民主党の輿石幹事長は21日、国会内で自動車総連幹部らから陳情を受けた。TPPをめぐる党内対立の動きを心配する組合に対し、輿石氏は「運動会で赤と白に分かれて綱引きをやっているわけではない。TPPをやらなければいけないことは、誰もが分かっている」と語り、党内は最後はまとまるとの見方を示した。

 民主党内最大勢力の小沢一郎元代表グループも、元代表本人が自由貿易そのものには賛成のため、表だって反対活動に加わっていない。小沢グループ幹部は「TPPで『野田降ろし』にはならない」と話す。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20111022-OYT1T00190.htm

 政治は綺麗事だけでは済まされません。そして、マスコミが自民党を取り上げる場合には必ず否定的な取り上げ方で民主党に有利な報道しかしません。しかも発言内容をねじ曲げる事も平気で行います。(これはTPPに関しての新聞報道で分かったと思います)

 そう考えてみると…今のTPP推進の大合唱は何を意味していると考えられるでしょう?そして、「TPPをやらなければいけないことは、誰もが分かっている」という発言から考えてみると面白いですね。

 しかし、それにしても…もしかすると、谷垣総裁は歴代自民党総裁の中でも最も腹黒い政治家なのかも知れませんね。

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